グレが釣れるサラシ
なぜ?サラシでグレが釣れる。釣りやすいのか?
サラシとは・・・波やうねりが岩に当たってできる泡のカタマリが潮に引かれて沖にでるもの。その大きさや規模は、波の高さはもちろん 地形にもよって大きく違う。
一見サラシが出ていても、そのサラシで釣れるとは限らない。その理由は多くあるが、詳しくは後で述べることにする。その前に従来からサラシが釣れる理由を ここに披露します。
サラシで釣れる理由 その1
磯際にはエサが豊富
磯際には、甲殻類や海藻などグレの好物である「エサ」が豊富にある。そして、そのエサが波が当たるたびにポロポロと海に落ちて拡散していく。魚たちはそれをよく知っている ため、そのサラシの周辺でエサを拾うのである
サラシで釣れる理由 その2
人の気配をさえぎる
サラシは、太陽光や人の気配をさえぎるので警戒心の強い魚を簡単に捕食させることができる。しかもそのサラシの中はエサが豊富であれば、自然と魚は寄ってくるものである。
サラシで釣れる理由 その3
エサを拾いにくい
さらしの中で、エサは拡散していくのでなかなか沈下していきません。そのため我慢できなくなった大物魚が浮上してエサを拾います。浅いタナ で大型魚を釣ることができる。釣り人にとっては好条件ですよね。
釣れる理由をあげましたが、これはいつもこういった条件ではありません。そのサラシの構造や強さ、季節、水温も大きく関係あります。 そのサラシを見極めることが出来れば、グレは釣れたようなもんです
釣れるサラシを見極める
磯釣りでは、サラシは絶好の釣りポイントである。そのポイントは常に変化しています。
入食いまでいくこともあるし、なかなか攻めきれないポイントでもあります。サラシの影響で釣れないってこともあると思います。
でも大丈夫。ここから、釣れるサラシの見極め方を教えちゃいますからサラシを十分に観察して、釣れるサラシに出会えば簡単に釣ることが出来るでしょう
サラシを攻める前に、「釣れるサラシ」を探しましょう
釣れるサラシの理想は、沖の深みに流れるサラシ、さらに先端に潮目があれば最高のシチュエーションです。逆に浅場に向うサラシは釣れない。でも、 これは一般的な状況であり、沖が大荒れの時は、浅場に魚が入ってくるので釣れることもあります。状況では、釣れる!ということです
なにを判断材料になっているのでしょうか?
エサトリで判断する
【エサトリが多い】
マキエをして、サラシの中にエサトリが多く入っているときはサラシのなかではつれません。さらしの下で釣ることができます。また、マキエでエサトリをかわすことが できれば、ボイルしてくるグレも釣ることができますね。大型のグレが浮上してくるような状況になれば、エサトリなんか関係ありません。サシエを食わせればそれでOKです。
そんなときは根の上釣法ですね
【エサトリが少ない】
エサトリの動きが観察できないとき、低水温期などはサラシのなかは季節風や水温の影響がまともにでる場所なので、魚は動きません。
そんなときは、サラシの影響の少ない沖の深場を狙うのがいいでしょう。サシエも下層まで簡単に届きます。
地形で判断する
釣れるサラシは、この文章で説明するのは難しいのですが・・・釣れるサラシが出来る地形というのがあります。
1.磯際がえぐれている
磯際がえぐれているとさらしが引き込まれるのでエサが下に入りやすく。大型魚が潜みやすい状況ということですね。さらにサラシが沖に出過ぎないのもこの
地形ですよね
2.海中で段になっている
海中で段になっていて、サラシの潮上にあれば最高です。マキエが多くそこにたまりやすいので釣りやすいということです